高学年のお話会

9月30日、高学年のお話会。

  • 「パイルドライバー」(絵本)作・絵:長谷川修平
  • 「チリンのすず」(大型絵本)作・絵:やなせたかし
  • 「いわたくんちのおばあちゃん」(絵本)作:天野夏美、絵:はまの ゆか


「パイルドライバー」はプロレス技の名前。なぜパイルドライバーかは、内容を見ると分かります。主人公のブンちゃんは、同級生の女の子エッちゃんのことが大好き。でも、会えばいたずらばかりしてしまいます。そんな淡いお話なのですが、展開が衝撃的でシュールな長谷川ワールド炸裂の作品です。



「チリンのすず」は、ご存じ、あんぱんマンの作者やなせさんの初期の頃の作品。おおかみのウォーに母親を殺された子ひつじは、ウォーに弟子入りして強くなってかたきをうとうとがんばります。そんな展開あり〜!? という衝撃的なラストを迎えます。やなせさんの作品て、けっこうこんなクールな内容が多いです。




「いわたくんちのおばあちゃん」は戦争を題材にした実話にもとづくお話。4年生の男の子の目をとおして、平和と家族の尊さを描いている作品です。いわたくんのおばあちゃんはけっして写真に写ろうとしません。それは戦争の時のつらい経験があるからだったのです。読んでいる本人が泣けてきてしまう作品です。感情を込めて読もうとすると、泣けてしまって先に進めません。


子供達は静かに聞き入ってくれました。