十和田市子どもの読書活動推進フォーラムに参加しました

 少し前の話になりますが・・・11月20日に開催された、平成22年度十和田市子どもの読書活動推進フォーラムに、図書ボラ会員から2名が参加しました。
 このフォーラムは今年で5回目の開催となりますが、今回で最後にするということでした。

 はじめに県教育庁生涯学習課の秋田さんから、「青森県子ども読書推進計画の概要について」という堅いタイトルのお話。
 その中で、県の計画策定をうけて、十和田市は県内で4番目の早さで「市町村子ども読書推進計画」を策定していたことや、「ブックスタート」事業も早々ととりくんでいたということが分かりました!
 「ブックスタート」とは、乳幼児検診時に、乳幼児と保護者に対して絵本の読み聞かせをするとともに、絵本を1冊プレゼントする活動です。保健センターで絵本をもらった覚えありませんか?


 で、この秋田さん、実は仕事で読書に関わっているうちに自分でもはまってしまい、「おはなしちゃんこなべ」というお父さんの読み聞かせグループを作り、弘前を中心に活動しているんです! 今回も、話の後半で読み聞かせの実演や絵本の紹介などをしてくれました。

 秋田さんのお話を、私の感じたことも交えてまとめると・・・

 幼少期の絵本というのは、字を覚えるとか知識を得るとかそういうためのものではなく、親と子のふれあいのツール、きっかけです。小さい頃から肉声やぬくもりを交わし合う、その手段として絵本は非常によいツールです。何の技術も知識も必要なく、読んであげるだけでふれあって、共通の話題もできます。5分くらいで大体の絵本は読めます。そして、「私のために選んでくれた、私のために読んでくれた」という経験が、子どもの自己肯定感を育むことにもきっとつながると思います。



 後半は、盛岡女子高等学校保育士専攻科子ども未来科学科長の附田清子先生によるお話、読み聞かせの実演。
 その後、参加者で小グループを作り、「読み聞かせの魅力」について話し合うワークショップを行いました。読み聞かせ30年以上のベテランから、絵本を人に読んだことがない人まで、色んな人が一緒にわいわいと話し合いました。