中学年のお話し会がありました

11月最初のお話し会は、中学年。

いつも真っ先にやってきて最前列に座ってくれる3年生。


楽しみにしてくれているんだね。とてもうれしいです。

今日は少ないかなあと思っていたら・・・・

次々と今日もたくさんの子供達が来てくれました。ありがとう。



今回のプログラム

  • 「やさしいライオン」(大型絵本)作・絵:やなせたかし
  • 「ベエが戦争に行った日」(絵本)作:野々下留美、絵:川嶋文絵
  • 「オオカミがやってきた」(絵本)作:内田ちえ、絵:山口マオ
  • 「あしたは月よう日」(絵本)作・絵:長谷川集平

「やさしいライオン」はご存知、「アンパンマン」の作者やなせたかしさんの作品。絵を見ただけですぐ分かります。

ざわついていた子供達を集中させるのに、大型絵本は効果てきめん。
ほのぼのとしたお話しが、後半では一転、悲しいお話に・・・?
子供達が、ぐっ と集中したのが分かりました。




「ベエが戦争に行った日」は、ちょうど、国語で「ちいちゃんのかげおくり」を勉強していたり、よいタイミングではないかと思い、前回の高学年に続いて中学年でも読んでみました。最後まで静かに集中して聞いてくれました。




「オオカミがやってきた」は、雰囲気を変えるのに選んだ楽しいお話。

村に住むひつじ達を狙ってオオカミがやってくるのですが・・・弱いはずのひつじ達が、知恵を使ってオオカミに対抗します。
はじめのページ、「やまのふもとに、ひつじのむらがありました」と読むと、みんなゲラゲラゲラ・・・笑います。えっ! そこで笑うの?
ちょっと以外なリアクションでした。




「あしたは月よう日」は、おとうちゃんがテレビ見ながらはなくそほじったり、おならしたり・・・そのたびに子供達は大笑い。ほのぼのとした絵がなごませてくれます。


でも実は、この絵本、今から15年前に起こった阪神淡路大震災の直前の日曜日のおだやかな日常の風景を描いた作品とのこと。震災が起きる日の朝までおだやかな普通の生活を送っていたたくさんの人々が被害にあいました。ありきたりの休日をすごせることが、どんなに大切で幸せなことなのか、考えさせられます。見た目によらず、なかなか深い作品です。



お話し会が終わると、何人かの子供達が寄ってきて、絵本を手にとってみたり、話しかけてきたり。




お話し会が終わった後は、図書室でおしゃべりしながらクリスマス会の準備をしました。